酒粕レーズンとは?新潟から提案する、日本酒文化を味わうおつまみ
「ラムレーズン」はよく知られていますが、酒粕レーズンはご存じでしょうか。日本酒を絞った後に残る酒粕にレーズンを漬け込んだもので、ラムレーズンとはひと味ちがう、米と麹由来のやわらかな香りが特徴です。
新潟のFARM8では、地元の蔵から届く新鮮な酒粕を日々扱っています。その酒粕の使い道として、ぜひ一度試してほしいのがこの「酒粕レーズン」。作り方はとてもシンプルで、混ぜて冷蔵庫に入れておくだけ。特別な道具も必要ありません。

酒粕レーズンの材料と下準備
材料(作りやすい分量)
酒粕はできれば板粕やフレッシュな練り粕など、風味のしっかりしたものを選ぶと仕上がりがよくなります。FARM8で扱っている新潟産の酒粕は、米の甘みと麹の香りが豊かで、このレシピにもよく合います。
レーズンの下処理について
市販のレーズンは、乾燥を防ぐためにオイルコートされていることがほとんどです。そのままでも漬け込めますが、表面のオイルを落としておくと酒粕の風味がしっかり染み込みやすくなります。
熱湯をさっとかけてオイルを流し、キッチンペーパーで丁寧に水気を取り除きましょう。水分が残ると傷みの原因になるため、ペーパーを2〜3回替えてしっかり拭き取ってください。

酒粕レーズンの作り方(手順)
1. 酒粕をやわらかくする
酒粕に日本酒大さじ2を加え、電子レンジで15〜20秒ほど加熱します。取り出したらよく練り、なめらかなペースト状になるまで混ぜてください。板粕の場合は少し時間をかけて練ると均一に仕上がります。
2. レーズンと酒粕を合わせる
水気をしっかり切ったレーズンと、ペースト状にした酒粕を合わせます。全体にムラなく絡むように混ぜてください。
3. 容器に入れて冷蔵庫へ
清潔なガラス容器に移し、空気をできるだけ抜きながら詰めます。ラム酒と異なり日本酒のアルコール度数は低め(15度前後)なので、空気が入ったままにしておくと酸化して味や色が変わることがあります。しっかり密閉するのがポイントです。
容器には名前と仕込み日を書いておくと管理しやすくなります。100円ショップのマスキングテープがラベル代わりになって便利ですよ。

4. 2〜3日漬け込んで完成
冷蔵庫で2〜3日おくと、レーズンに酒粕と日本酒の香りがじんわり移って味が落ち着いてきます。漬け込み時間が長くなるほど風味が深まりますので、好みの漬かり具合を探してみてください。
食べ方のアイデア
酒粕レーズンはそのままつまむだけでも十分においしいのですが、いくつかのアレンジも楽しめます。
サブレで挟んだり、バニラアイスに混ぜたり。
更に砂糖やメープルシロップなどの甘味を加えることでスイーツと合わせやすくなります。
アレンジも是非お試しください。

ラム酒と日本酒、何がちがうの?
「ラムレーズン」と「酒粕レーズン」、どちらもレーズンを漬け込んだものですが、使うお酒の素性はまったく異なります。
ラム酒について
ラム酒はキューバやジャマイカなどを原産とするお酒で、サトウキビを原料としたスピリッツです。アルコール度数は40度前後と高く、独特の甘い香りと力強い風味が特徴。モヒートなどのカクテルでもおなじみです。
日本酒(と酒粕)について
日本酒は米と米麹を原料とし、麹菌による糖化と酵母による発酵を経て作られる日本固有の醸造酒です。アルコール度数は一般的に15度前後。もろみを絞ることで日本酒と酒粕に分かれ、酒粕にはその発酵の風味がそのまま残っています。
ラムレーズンは南国的な甘い香りが前面に出るのに対し、酒粕レーズンは米と麹由来のおだやかな甘みと香りが特徴。どちらも魅力的ですが、日本のお酒になじみのある方には、酒粕レーズンの方が親しみやすく感じられるかもしれません。
新潟の酒粕で、ぜひ試してみてください
酒粕レーズンは、混ぜて冷蔵庫に入れておくだけで完成する手軽なレシピです。材料も少なく、特別な道具は必要ありません。それでいて、でき上がった味わいはクリームチーズのようにねっとりとして、噛むほどに日本酒の香りが広がる、なかなか奥行きのある一品です。
FARM8では、新潟の蔵元から仕入れた酒粕を販売しています。産地や蔵元によって風味が異なりますので、気に入った酒粕でご自身の酒粕レーズンを作ってみてください。ドライフルーツの種類を変えたり、漬け込み日数を調整したりしながら、好みの組み合わせを見つけていただけたらと思います。