冬の夜に飲みたい、酒粕でつくる参鶏湯スープ

寒い季節の夜、じんわりと体を温めてくれる一杯のスープは格別です。今回FARM8がご紹介するのは、身近な食材で手軽につくれる「酒粕参鶏湯」。塩と白胡椒だけのシンプルな味付けに酒粕を加えることで、スープに驚くほどの深みと旨味が生まれます。その味わいの変化をぜひご自身で体感してみてください。

酒粕参鶏湯の完成イメージ

酒粕参鶏湯のレシピ

材料(2〜3人分)

参鶏湯の材料一覧

作り方

① 手羽元を下茹でする 手羽元を水から入れ、表面が白くなるまで加熱したら茹でこぼします。手羽元の周りについた灰汁を水で丁寧に洗い流しておきましょう。

② 鍋でじっくり煮込む 鍋に水1200ccと手羽元、葱の青い部分、生姜スライス、にんにく、なつめを加えます。沸騰したら弱火にして、50分〜1時間じっくりと煮込みます。

鍋でじっくり煮込む様子

③ 酒粕をペースト状にしておく 煮込んでいる間に酒粕を準備します。耐熱容器に酒粕50gを量り、水20gをふりかけてしっかりラップをし、電子レンジ(500W)で40秒加熱します。取り出してよく混ぜ、なめらかなペースト状にしておきましょう。 ※酒粕の状態(板粕・もろみ粕など)によって加水量や加熱時間が変わる場合があります。様子を見ながら調整してください。

④ 灰汁を取り、塩・胡椒で味を整える 煮込み中に浮いてきた灰汁や黄色い油をすくい取り除きます。塩小さじ1と1/2と白胡椒(やや多め)を加えて味を整えます。ここで一度、塩コショウだけのスープの味をしっかり確認しておいてください。これが酒粕を加えたあとの比較のベースになります。

⑤ 酒粕を加えて仕上げる ペースト状にした酒粕を、スープを少し取ってよく溶きながら鍋に加えます。塩コショウだけのときと、酒粕を加えた後の味わいの変化を比べてみてください。旨味とコクがひと回り深まる様子が感じられるはずです。

⑥ 盛り付けて完成 器に盛り、刻んだ葱を散らしたら出来上がりです。中華スープの素などを使わなくても、酒粕の旨味だけで十分満足感のある一杯になります。

完成した酒粕参鶏湯を器に盛った様子

酒粕をスープに加えるとどう変わるの?

今回のレシピで一番おもしろいのは、「酒粕を加える前」と「加えた後」の味の差を体感できることです。塩と白胡椒だけのスープはシンプルながら鶏の旨味が出ていますが、酒粕を溶かし入れた瞬間、スープに奥行きとまるみが生まれます。酒粕に含まれるアミノ酸が旨味を引き立ててくれるためと考えられています。

FARM8では新潟の蔵元から仕入れた酒粕を取り扱っています。酒粕の種類や蔵元によって風味が異なるため、お好みの酒粕でお試しいただくのもひとつの楽しみ方です。

冬の食卓に酒粕スープを取り入れてみませんか

酒粕は発酵食品としての豊かな風味だけでなく、温かいスープとの相性も抜群です。なつめや生姜、にんにくなど、昔から食卓に親しまれてきた食材と組み合わせることで、体が喜ぶ滋味深いスープが完成します。

酒粕と冬の食材のイメージ

今回ご紹介した酒粕参鶏湯は、特別な調味料がなくても酒粕の力でしっかりとした味わいになるのが特徴です。シンプルだからこそ、酒粕本来の風味を感じられる一品でもあります。寒い季節の夜ごはんや、少し疲れを感じたときのひと皿として、ぜひ一度つくってみてください。

sakekasu.onlineでは、酒粕の楽しみ方をご紹介しています。参鶏湯以外のレシピも、ぜひあわせてご覧ください。